2-3. 先祖代々語り伝えられてきた教訓を、たとえを使って教えよう。
4. この真実の解き明かしを聞いたら、あなたがたもまた、栄光に輝く神様のわざを子孫に説明し、そのめざましい奇蹟を語り伝えてほしい。
5. 神様はおきてをまずイスラエルに授け、私たちの先祖に、子孫にまでも伝えよとお命じになりました。
6. こうして、神様のおきては順々に、子から孫の世代へと伝えられていくのです。
7. こうしていけば、各世代の人々は、神様のおきてを守り、神様に希望を見いだし、その栄光に輝く奇蹟を忘れることはないのです。
8. そればかりか、先祖のように、反抗的なひねくれ者や、神様に心を明け渡そうとしない者も出ないはずです。
9. エフライムの人々は、完全武装にもかかわらず、いざ戦いとなると敵に背を向け、逃げ出しました。
11-12. エジプトでは先祖があれほど助けていただき、ほかにもすばらしい奇蹟を見せていただいたというのに、彼らは神様を忘れてしまったのです。
13. 神様は、目の前で海を二つに分け、その間を通らせてくださったというのに。 しかも、水は両側にせき止められてそそり立っていたというではありませんか。
14. 神様は、昼は雲で、夜は火の柱で人々をお導きになりました。
15. 荒野では、岩から水を吹き出させ、ぞんぶんに飲ませてくださいました。
16. 岩からほとばしり出た水は、川のように流れたそうではありませんか。
17. それでもなお、人々は神様に背き続け、罪を犯し続けたのです。
18. 不平たらたらで、神様の下さる食べ物ではいやだと言いだしました。
19-20. 面と向かって神様に文句を言ったのです。 「神様、水を出されたくらいですから、もう少しましな食べ物をいただけないものですかね」と。
21. このことばに、神様はどれほどお怒りになったことでしょう。 怒りの炎がイスラエルに向かって燃え上がりました。
22. 親身になって心を砕いてくださる神様に、信頼しなかったからです。
23. 神様は、天の窓を開き、
24. 天上のパンとも言うべきマナを降らせてくださったというのに。
25. 御使いの食べ物を、たらふく食べさせていただいたというのに。
26. 神様は東風を起こし、すごい力で南風を引き寄せられました。
27. そのため、空から鳥の大群が落ちて来て、ちりのように厚く、海辺の砂のようにびっしり敷き詰められました。