申命記 28:27-42 リビングバイブル (JLB)

27.  また神様は、エジプトの皮膚病にかからせます。 できもの、腫瘍、壊血病、疥癬に苦しめられ、治す薬もありません。 

28. 恐ろしさのあまり気が転倒し、何が何だかわからなくなり、パニック状態に陥ります。 

29. 盲人が暗やみで手探りするように、真っ昼間、明るい所でも手探りしなければ歩けません。 何をやってもうまくいかず、痛めつけられ、略奪されるばかりなのに、だれも助けてくれません。

30.  婚約者は奪われ、自分が建てた家には他人が住み、自分が育てたぶどう園の実を他人が食べるようになります。 

31. 自分の牛が目の前で殺されても、その肉の一片さえもらえません。 目の前でろばが連れ去られても、黙って見ているだけで、取り返すことはできません。 羊がみな敵に奪われても、だれも守ってくれないのです。 

32. 目の前で、息子や娘が奴隷に売られます。 いくらかわいそうだと思っても、助けることはできません。 

33. 名前さえ聞いたこともない国民が、あなたがたが汗水流して育てた作物を食べ、あなたがたを痛めつけます。

34. 見ることすべてが悲しいことばかりで、心痛のあまり気が変になります。 

35. おまけに神様は、あなたがたをつま先から頭のてっぺんまで、できものだらけにされるでしょう。

36.  神様は、あなたがたも王も国外追放にし、ご先祖もだれも知らなかった国へ追いやります。 そこでは、木や石の神々を拝むしかありません。 

37. こうして神様に追い払われ、国々の恐怖の的、ことわざの種、笑い草となるのです。

38.  いくら種をまいても、いなごが食べてしまうので、収穫はわずかです。 

39. ぶどう園をつくり、せっせと手入れしても、虫に食い荒らされ、実を食べることもぶどう酒を飲むこともできません。 

40. オリーブの木はどこにでもありますが、実が熟さないうちに落ちてしまうので、体に塗るほどのオリーブ油さえ採れません。 

41. 息子や娘はあっという間に連れ去られ、奴隷になります。 

42. いなごは、木と言わずぶどうと言わず、食い尽くします。 

申命記 28