申命記 28:15-19-35 リビングバイブル (JLB)

2-6. 次のような祝福をお与えになります。町の中でも外でも祝福され、子宝にも恵まれます。 作物は豊かに実り、羊や牛もどんどん増え、くだものとパンには事欠きません。 よそから帰って来る時も出かける時も、必ず祝福されます。

7.  神様は敵を蹴散らされます。 束になってかかっても、くもの子を散らすように逃げ帰るのがおちです。 

8. 約束の国に着いたら、神様は良い収穫をあげ、丈夫な牛が生まれ、何もかもがうまくいくように守ってくださいます。 

9. 神様に従い、神様の道に歩むなら、あなたがたは、神様にささげられた聖なる国民としていただけるのです。 

15-19. もし神様の言われることを聞かず、きょう与える法律を守らないなら、必ずのろわれます。町の中でも外でものろわれ、くだものやパンに不自由します。子供は授からず、作物の実りも乏しく、牛や羊まで減る一方です。帰って来る時も出かける時も、良くないことばかり起きます。

20.  神様が自らのろいをお下しになるからです。 何もかもが混乱し、やることなすこと失敗ばかり、そして最後には滅ぼされます。 それもこれも、神様を捨てた罰です。 

21. これから占領する国で、神様は伝染病をはやらせ、難なくあなたがたを滅ぼしてしまわれます。 

22. 結核、熱病、伝染病、ペストの流行、戦争、さらに黒穂病による作物の立ち枯れと、きりがありません。 こんな惨事が続いたら、たちまち全滅です。

23.  天は青銅のように堅く閉じて雨を降らせず、地は鉄のように堅くしまり、作物を実らせません。 

24. 国中が干上がり、ほこりと化し、もうれつな砂嵐が荒れ狂って、生き残る者は一人もありません。

25.  神様から見捨てられるので、勢い込んで戦いに出かけても、たちまち陣容はくずれ、敵前をみじめに敗走するでしょう。 そうなったら、国々のいいように、もてあそばれるだけです。 

26. 戦死者の死体が鳥や野獣のえじきとなっても、追い払う者さえいません。

27.  また神様は、エジプトの皮膚病にかからせます。 できもの、腫瘍、壊血病、疥癬に苦しめられ、治す薬もありません。 

28. 恐ろしさのあまり気が転倒し、何が何だかわからなくなり、パニック状態に陥ります。 

29. 盲人が暗やみで手探りするように、真っ昼間、明るい所でも手探りしなければ歩けません。 何をやってもうまくいかず、痛めつけられ、略奪されるばかりなのに、だれも助けてくれません。

30.  婚約者は奪われ、自分が建てた家には他人が住み、自分が育てたぶどう園の実を他人が食べるようになります。 

31. 自分の牛が目の前で殺されても、その肉の一片さえもらえません。 目の前でろばが連れ去られても、黙って見ているだけで、取り返すことはできません。 羊がみな敵に奪われても、だれも守ってくれないのです。 

32. 目の前で、息子や娘が奴隷に売られます。 いくらかわいそうだと思っても、助けることはできません。 

33. 名前さえ聞いたこともない国民が、あなたがたが汗水流して育てた作物を食べ、あなたがたを痛めつけます。

34. 見ることすべてが悲しいことばかりで、心痛のあまり気が変になります。 

35. おまけに神様は、あなたがたをつま先から頭のてっぺんまで、できものだらけにされるでしょう。

申命記 28