詩篇 78:22-40 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

22. これは彼らが神を信ぜず、その救の力を信用しなかったからである。

23. しかし神は上なる大空に命じて天の戸を開き、

24. 彼らの上にマナを降らせて食べさせ、天の穀物を彼らに与えられた。

25. 人は天使のパンを食べた。神は彼らに食物をおくって飽き足らせられた。

26. 神は天に東風を吹かせ、み力をもって南風を導かれた。

27. 神は彼らの上に肉をちりのように降らせ、翼ある鳥を海の砂のように降らせて、

28. その宿営のなか、そのすまいのまわりに落された。

29. こうして彼らは食べて、飽き足ることができた。神が彼らにその望んだものを与えられたからである。

30. ところが彼らがまだその欲を離れず、食物がなお口の中にあるうちに、

31. 神の怒りが彼らにむかって立ちのぼり、彼らのうちの最も強い者を殺し、イスラエルのうちのえり抜きの者を打ち倒された。

32. すべてこれらの事があったにもかかわらず、彼らはなお罪を犯し、そのくすしきみわざを信じなかった。

33. それゆえ神は彼らの日を息のように消えさせ、彼らの年を恐れをもって過ごさせられた。

34. 神が彼らを殺されたとき、彼らは神をたずね、悔いて神を熱心に求めた。

35. こうして彼らは、神は彼らの岩、いと高き神は彼らのあがないぬしであることを思い出した。

36. しかし彼らはその口をもって神にへつらい、その舌をもって神に偽りを言った。

37. 彼らの心は神にむかって堅実でなく、神の契約に真実でなかった。

38. しかし神はあわれみに富まれるので、彼らの不義をゆるして滅ぼさず、しばしばその怒りをおさえて、その憤りをことごとくふり起されなかった。

39. また神は、彼らがただ肉であって、過ぎ去れば再び帰りこぬ風であることを思い出された。

40. 幾たび彼らは野で神にそむき、荒野で神を悲しませたことであろうか。

詩篇 78