箴言 6:10-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. しばらく眠り、しばらくまどろみ、手をこまぬいて、またしばらく休む。

11. それゆえ、貧しさは盗びとのようにあなたに来り、乏しさは、つわもののようにあなたに来る。

12. よこしまな人、悪しき人は偽りの言葉をもって行きめぐり、

13. 目でめくばせし、足で踏み鳴らし、指で示し、

14. よこしまな心をもって悪を計り、絶えず争いをおこす。

15. それゆえ、災は、にわかに彼に臨み、たちまちにして打ち敗られ、助かることはない。

16. 主の憎まれるものが六つある、否、その心に、忌みきらわれるものが七つある。

17. すなわち、高ぶる目、偽りを言う舌、罪なき人の血を流す手、

18. 悪しき計りごとをめぐらす心、すみやかに悪に走る足、

19. 偽りをのべる証人、また兄弟のうちに争いをおこす人がこれである。

20. わが子よ、あなたの父の戒めを守り、あなたの母の教を捨てるな。

21. つねに、これをあなたの心に結び、あなたの首のまわりにつけよ。

22. これは、あなたが歩くとき、あなたを導き、あなたが寝るとき、あなたを守り、あなたが目ざめるとき、あなたと語る。

23. 戒めはともしびである、教は光である、教訓の懲らしめは命の道である。

24. これは、あなたを守って、悪い女に近づかせず、みだらな女の、巧みな舌に惑わされぬようにする。

25. 彼女の麗しさを心に慕ってはならない、そのまぶたに捕えられてはならない。

26. 遊女は一塊のパンのために雇われる、しかし、みだらな女は人の尊い命を求める。

27. 人は火を、そのふところにいだいてその着物が焼かれないであろうか。

28. また人は、熱い火を踏んで、その足が、焼かれないであろうか。

箴言 6