申命記 32:26-37 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

26. わたしはまさに言おうとした、「彼らを遠く散らし、彼らの事を人々が記憶しないようにしよう」。

27. しかし、わたしは敵が誇るのを恐れる。あだびとはまちがえて言うであろう、「われわれの手が勝ちをえたのだ。これはみな主がされたことではない」』。

28. 彼らは思慮の欠けた民、そのうちには知識がない。

29. もし、彼らに知恵があれば、これをさとり、その身の終りをわきまえたであろうに。

30. 彼らの岩が彼らを売らず、主が彼らをわたされなかったならば、どうして、ひとりで千人を追い、ふたりで万人を敗ることができたであろう。

31. 彼らの岩はわれらの岩に及ばない。われらの敵もこれを認めている。

32. 彼らのぶどうの木は、ソドムのぶどうの木から出たもの、またゴモラの野から出たもの、そのぶどうは毒ぶどう、そのふさは苦い。

33. そのぶどう酒はへびの毒のよう、まむしの恐ろしい毒のようである。

34. これはわたしのもとにたくわえられ、わたしの倉に封じ込められているではないか。

35. 彼らの足がすべるとき、わたしはあだを返し、報いをするであろう。彼らの災の日は近く、彼らの破滅は、すみやかに来るであろう。

36. 主はついにその民をさばき、そのしもべらにあわれみを加えられるであろう。これは彼らの力がうせ去り、つながれた者もつながれない者も、もはやいなくなったのを、主が見られるからである。

37. そのとき主は言われるであろう、『彼らの神々はどこにいるか、彼らの頼みとした岩はどこにあるか。

申命記 32