民数記 9:1-11 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. エジプトの国を出た次の年の正月、主はシナイの荒野でモーセに言われた、

2. 「イスラエルの人々に、過越の祭を定めの時に行わせなさい。

3. この月の十四日の夕暮、定めの時に、それを行わなければならない。あなたがたは、そのすべての定めと、そのすべてのおきてにしたがって、それを行わなければならない」。

4. そこでモーセがイスラエルの人々に、過越の祭を行わなければならないと言ったので、

5. 彼らは正月の十四日の夕暮、シナイの荒野で過越の祭を行った。すなわち、イスラエルの人々は、すべて主がモーセに命じられたようにおこなった。

6. ところが人の死体に触れて身を汚したために、その日に過越の祭を行うことのできない人々があって、その日モーセとアロンの前にきて、

7. その人々は彼に言った、「わたしたちは人の死体に触れて身を汚しましたが、なぜその定めの時に、イスラエルの人々と共に、主に供え物をささげることができないのですか」。

8. モーセは彼らに言った、「しばらく待て。主があなたがたについて、どう仰せになるかを聞こう」。

9. 主はモーセに言われた、

10. 「イスラエルの人々に言いなさい、『あなたがたのうち、また、あなたがたの子孫のうち、死体に触れて身を汚した人も、遠い旅路にある人も、なお、過越の祭を主に対して行うことができるであろう。

11. すなわち、二月の十四日の夕暮、それを行い、種入れぬパンと苦菜を添えて、それを食べなければならない。

民数記 9