哀歌 3:9-21 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

9. 切り石をもって、わたしの行く道をふさぎ、わたしの道筋を曲げられた。

10. 彼はわたしに対して待ち伏せするくまのように、潜み隠れるししのように、

11. わが道を離れさせ、わたしを引き裂いて、見るかげもないみじめな者とし、

12. その弓を張って、わたしを矢の的のようにされた。

13. 彼はその箙の矢をわたしの心臓に打ち込まれた。

14. わたしはすべての民の物笑いとなり、ひねもす彼らの歌となった。

15. 彼はわたしを苦い物で飽かせ、にがよもぎをわたしに飲ませられた。

16. 彼は小石をもって、わたしの歯を砕き、灰の中にわたしをころがされた。

17. わが魂は平和を失い、わたしは幸福を忘れた。

18. そこでわたしは言った、「わが栄えはうせ去り、わたしが主に望むところのものもうせ去った」と。

19. どうか、わが悩みと苦しみ、にがよもぎと胆汁とを心に留めてください。

20. わが魂は絶えずこれを思って、わがうちにうなだれる。

21. しかし、わたしはこの事を心に思い起す。それゆえ、わたしは望みをいだく。

哀歌 3