創世記 9:12-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. さらに神は言われた、「これはわたしと、あなたがた及びあなたがたと共にいるすべての生き物との間に代々かぎりなく、わたしが立てる契約のしるしである。

13. すなわち、わたしは雲の中に、にじを置く。これがわたしと地との間の契約のしるしとなる。

14. わたしが雲を地の上に起すとき、にじは雲の中に現れる。

15. こうして、わたしは、わたしとあなたがた、及びすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた契約を思いおこすゆえ、水はふたたび、すべて肉なる者を滅ぼす洪水とはならない。

16. にじが雲の中に現れるとき、わたしはこれを見て、神が地上にあるすべて肉なるあらゆる生き物との間に立てた永遠の契約を思いおこすであろう」。

17. そして神はノアに言われた、「これがわたしと地にあるすべて肉なるものとの間に、わたしが立てた契約のしるしである」。

18. 箱舟から出たノアの子らはセム、ハム、ヤペテであった。ハムはカナンの父である。

19. この三人はノアの子らで、全地の民は彼らから出て、広がったのである。

20. さてノアは農夫となり、ぶどう畑をつくり始めたが、

21. 彼はぶどう酒を飲んで酔い、天幕の中で裸になっていた。

22. カナンの父ハムは父の裸を見て、外にいるふたりの兄弟に告げた。

23. セムとヤペテとは着物を取って、肩にかけ、うしろ向きに歩み寄って、父の裸をおおい、顔をそむけて父の裸を見なかった。

24. やがてノアは酔いがさめて、末の子が彼にした事を知ったとき、

25. 彼は言った、「カナンはのろわれよ。彼はしもべのしもべとなって、その兄弟たちに仕える」。

26. また言った、「セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。

27. 神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように。カナンはそのしもべとなれ」。

28. ノアは洪水の後、なお三百五十年生きた。

創世記 9