創世記 27:6-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

6. リベカはその子ヤコブに言った、「わたしは聞いていましたが、父は兄エサウに、

7. 『わたしのために、しかの肉をとってきて、おいしい食べ物を作り、わたしに食べさせよ。わたしは死ぬ前に、主の前であなたを祝福しよう』と言いました。

8. それで、子よ、わたしの言葉にしたがい、わたしの言うとおりにしなさい。

9. 群れの所へ行って、そこからやぎの子の良いのを二頭わたしの所に取ってきなさい。わたしはそれで父のために、父の好きなおいしい食べ物を作りましょう。

10. あなたはそれを持って行って父に食べさせなさい。父は死ぬ前にあなたを祝福するでしょう」。

11. ヤコブは母リベカに言った、「兄エサウは毛深い人ですが、わたしはなめらかです。

12. おそらく父はわたしにさわってみるでしょう。そうすればわたしは父を欺く者と思われ、祝福を受けず、かえってのろいを受けるでしょう」。

13. 母は彼に言った、「子よ、あなたがうけるのろいはわたしが受けます。ただ、わたしの言葉に従い、行って取ってきなさい」。

14. そこで彼は行ってやぎの子を取り、母の所に持ってきたので、母は父の好きなおいしい食べ物を作った。

15. リベカは家にあった長子エサウの晴着を取って、弟ヤコブに着せ、

16. また子やぎの皮を手と首のなめらかな所とにつけさせ、

17. 彼女が作ったおいしい食べ物とパンとをその子ヤコブの手にわたした。

18. そこでヤコブは父の所へ行って言った、「父よ」。すると父は言った、「わたしはここにいる。子よ、あなたはだれか」。

19. ヤコブは父に言った、「長子エサウです。あなたがわたしに言われたとおりにいたしました。どうぞ起きて、すわってわたしのしかの肉を食べ、あなたみずからわたしを祝福してください」。

20. イサクはその子に言った、「子よ、どうしてあなたはこんなに早く手に入れたのか」。彼は言った、「あなたの神、主がわたしにしあわせを授けられたからです」。

創世記 27