列王紀上 8:6-17 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

6. 祭司たちは主の契約の箱をその場所にかつぎ入れた。すなわち宮の本殿である至聖所のうちのケルビムの翼の下に置いた。

7. ケルビムは翼を箱の所に伸べていたので、ケルビムは上から箱とそのさおをおおった。

8. さおは長かったので、さおの端が本殿の前の聖所から見えた。しかし外には見えなかった。そのさおは今日までそこにある。

9. 箱の内には二つの石の板のほか何もなかった。これはイスラエルの人々がエジプトの地から出たとき、主が彼らと契約を結ばれたときに、モーセがホレブで、それに納めたものである。

10. そして祭司たちが聖所から出たとき、雲が主の宮に満ちたので、

11. 祭司たちは雲のために立って仕えることができなかった。主の栄光が主の宮に満ちたからである。

12. そこでソロモンは言った、「主は日を天に置かれた。しかも主は自ら濃き雲の中に住まおうと言われた。

13. わたしはあなたのために高き家、とこしえのみすまいを建てた」。

14. 王は身をめぐらして、イスラエルのすべての会衆を祝福した。その時イスラエルのすべての会衆は立っていた。

15. 彼は言った、「イスラエルの神、主はほむべきかな。主はその口をもってわたしの父ダビデに約束されたことを、その手をもってなし遂げられた。主は言われた、

16. 『わが民イスラエルをエジプトから導き出した日から、わたしはわたしの名を置くべき宮を建てるために、イスラエルのもろもろの部族のうちから、どの町をも選んだことがなかった。ただダビデを選んで、わが民イスラエルの上に立たせた』と。

17. イスラエルの神、主の名のために宮を建てることは、わたしの父ダビデの心にあった。

列王紀上 8