28. 彼は金をもってそのケルビムをおおった。
29. 彼は宮の周囲の壁に、内外の室とも皆ケルビムと、しゅろの木と、咲いた花の形の彫り物を刻み、
30. 宮の床は、内外の室とも金でおおった。
31. 本殿の入口にはオリブの木のとびらを造った。そのとびらの上のかまちと脇柱とで五辺形をなしていた。
32. その二つのとびらもオリブの木であって、ソロモンはその上にケルビムと、しゅろの木と、咲いた花の形を刻み、金をもっておおった。すなわちケルビムと、しゅろの木の上に金を着せた。
33. こうしてソロモンはまた拝殿の入口のためにオリブの木で四角の形に脇柱を造った。
34. その二つのとびらはいとすぎであって、一つのとびらは二つにたたむ折り戸であり、他のとびらも二つにたたむ折り戸であった。
35. ソロモンはその上にケルビムと、しゅろの木と、咲いた花を刻み、金をもって彫り物の上を形どおりにおおった。
36. また切り石三かさねと、香柏の角材ひとかさねとをもって内庭を造った。
37. 第四年のジフの月に主の宮の基をすえ、
38. 第十一年のブルの月すなわち八月に、宮のすべての部分が設計どおりに完成した。ソロモンはこれを建てるのに七年を要した。