出エジプト記 36:2-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

2. そこで、モーセはベザレルとアホリアブおよびすべて心に知恵ある者、すなわち、その心に主が知恵を授けられた者、またきて、その工事をなそうと心に望むすべての者を召し寄せた。

3. 彼らは聖所の組立ての工事をするために、イスラエルの人々が携えてきたもろもろのささげ物を、モーセから受け取ったが、民はなおも朝ごとに、自発のささげ物を彼のもとに携えてきた。

4. そこで聖所のもろもろの工事をする賢い人々はみな、おのおのしていた工事をやめて、

5. モーセに言った「民があまりに多く携えて来るので、主がせよと命じられた組立ての工事には余ります」。

6. モーセは命令を発し、宿営中にふれさせて言った、「男も女も、もはや聖所のために、ささげ物をするに及ばない」。それで民は携えて来ることをやめた。

7. 材料はすべての工事をするのにじゅうぶんで、かつ余るからである。

8. すべて工作をする者のうちの心に知恵ある者は、十枚の幕で幕屋を造った。すなわち亜麻の撚糸、青糸、紫糸、緋糸で造り、巧みなわざをもって、それにケルビムを織り出した。

9. 幕の長さは、おのおの二十八キュビト、幕の幅は、おのおの四キュビトで、幕はみな同じ寸法である。

10. その幕五枚を互に連ね合わせ、また他の五枚の幕をも互に連ね合わせ、

11. その一連の端にある幕の縁に青色の乳をつけ、他の一連の端にある幕の縁にも、そのようにした。

12. その一枚の幕に乳五十をつけ、他の一連の幕の端にも、乳五十をつけた。その乳を互に相向かわせた。

13. そして金の輪五十を作り、その輪で、幕を互に連ね合わせたので、一つの幕屋になった。

14. また、やぎの毛糸で幕を作り、幕屋をおおう天幕にした。すなわち幕十一枚を作った。

15. おのおのの幕の長さは三十キュビト、おのおのの幕の幅は四キュビトで、その十一枚の幕は同じ寸法である。

16. そして、その幕五枚を一つに連ね合わせ、また、その幕六枚を一つに連ね合わせ、

17. その一連の端にある幕の縁に、乳五十をつけ、他の一連の幕の縁にも、乳五十をつけた。

18. そして、青銅の輪五十を作り、その天幕を連ね合わせて一つにした。

19. また、あかね染めの雄羊の皮で、天幕のおおいと、じゅごんの皮で、その上にかけるおおいとを作った。

20. また幕屋のためにアカシヤ材をもって、立枠を造った。

出エジプト記 36