使徒行伝 5:11-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

11. 教会全体ならびにこれを伝え聞いた人たちは、みな非常なおそれを感じた。

12. そのころ、多くのしるしと奇跡とが、次々に使徒たちの手により人々の中で行われた。そして、一同は心を一つにして、ソロモンの廊に集まっていた。

13. ほかの者たちは、だれひとり、その交わりに入ろうとはしなかったが、民衆は彼らを尊敬していた。

14. しかし、主を信じて仲間に加わる者が、男女とも、ますます多くなってきた。

15. ついには、病人を大通りに運び出し、寝台や寝床の上に置いて、ペテロが通るとき、彼の影なりと、そのうちのだれかにかかるようにしたほどであった。

16. またエルサレム附近の町々からも、大ぜいの人が、病人や汚れた霊に苦しめられている人たちを引き連れて、集まってきたが、その全部の者が、ひとり残らずいやされた。

17. そこで、大祭司とその仲間の者、すなわち、サドカイ派の人たちが、みな嫉妬の念に満たされて立ちあがり、

18. 使徒たちに手をかけて捕え、公共の留置場に入れた。

19. ところが夜、主の使が獄の戸を開き、彼らを連れ出して言った、

20. 「さあ行きなさい。そして、宮の庭に立ち、この命の言葉を漏れなく、人々に語りなさい」。

使徒行伝 5