使徒行伝 20:8-13 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

8. わたしたちが集まっていた屋上の間には、あかりがたくさんともしてあった。

9. ユテコという若者が窓に腰をかけていたところ、パウロの話がながながと続くので、ひどく眠けがさしてきて、とうとうぐっすり寝入ってしまい、三階から下に落ちた。抱き起してみたら、もう死んでいた。

10. そこでパウロは降りてきて、若者の上に身をかがめ、彼を抱きあげて、「騒ぐことはない。まだ命がある」と言った。

11. そして、また上がって行って、パンをさいて食べてから、明けがたまで長いあいだ人々と語り合って、ついに出発した。

12. 人々は生きかえった若者を連れかえり、ひとかたならず慰められた。

13. さて、わたしたちは先に舟に乗り込み、アソスへ向かって出帆した。そこからパウロを舟に乗せて行くことにしていた。彼だけは陸路をとることに決めていたからである。

使徒行伝 20