使徒行伝 12:1-7 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. そのころ、ヘロデ王は教会のある者たちに圧迫の手をのばし、

2. ヨハネの兄弟ヤコブをつるぎで切り殺した。

3. そして、それがユダヤ人たちの意にかなったのを見て、さらにペテロをも捕えにかかった。それは除酵祭の時のことであった。

4. ヘロデはペテロを捕えて獄に投じ、四人一組の兵卒四組に引き渡して、見張りをさせておいた。過越の祭のあとで、彼を民衆の前に引き出すつもりであったのである。

5. こうして、ペテロは獄に入れられていた。教会では、彼のために熱心な祈が神にささげられた。

6. ヘロデが彼を引き出そうとしていたその夜、ペテロは二重の鎖につながれ、ふたりの兵卒の間に置かれて眠っていた。番兵たちは戸口で獄を見張っていた。

7. すると、突然、主の使がそばに立ち、光が獄内を照した。そして御使はペテロのわき腹をつついて起し、「早く起きあがりなさい」と言った。すると鎖が彼の両手から、はずれ落ちた。

使徒行伝 12