伝道の書 7:16-26 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

16. あなたは義に過ぎてはならない。また賢きに過ぎてはならない。あなたはどうして自分を滅ぼしてよかろうか。

17. 悪に過ぎてはならない。また愚かであってはならない。あなたはどうして、自分の時のこないのに、死んでよかろうか。

18. あなたがこれを執るのはよい、また彼から手を引いてはならない。神をかしこむ者は、このすべてからのがれ出るのである。

19. 知恵が知者を強くするのは、十人のつかさが町におるのにまさる。

20. 善を行い、罪を犯さない正しい人は世にいない。

21. 人の語るすべての事に心をとめてはならない。これはあなたが、自分のしもべのあなたをのろう言葉を聞かないためである。

22. あなたもまた、しばしば他人をのろったのを自分の心に知っているからである。

23. わたしは知恵をもってこのすべての事を試みて、「わたしは知者となろう」と言ったが、遠く及ばなかった。

24. 物事の理は遠く、また、はなはだ深い。だれがこれを見いだすことができよう。

25. わたしは、心を転じて、物を知り、事を探り、知恵と道理を求めようとし、また悪の愚かなこと、愚痴の狂気であることを知ろうとした。

26. わたしは、その心が、わなと網のような女、その手が、かせのような女は、死よりも苦い者であることを見いだした。神を喜ばす者は彼女からのがれる。しかし罪びとは彼女に捕えられる。

伝道の書 7