伝道の書 6:1-5 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. わたしは日の下に一つの悪のあるのを見た。これは人々の上に重い。

2. すなわち神は富と、財産と、誉とを人に与えて、その心に慕うものを、一つも欠けることのないようにされる。しかし神は、その人にこれを持つことを許されないで、他人がこれを持つようになる。これは空である。悪しき病である。

3. たとい人は百人の子をもうけ、また命長く、そのよわいの日が多くても、その心が幸福に満足せず、また葬られることがなければ、わたしは言う、流産の子はその人にまさると。

4. これはむなしく来て、暗やみの中に去って行き、その名は暗やみにおおわれる。

5. またこれは日を見ず、物を知らない。けれどもこれは彼よりも安らかである。

伝道の書 6