ローマ人への手紙 9:12-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. わざによらず、召したかたによって行われるために、「兄は弟に仕えるであろう」と、彼女に仰せられたのである。

13. 「わたしはヤコブを愛しエサウを憎んだ」と書いてあるとおりである。

14. では、わたしたちはなんと言おうか。神の側に不正があるのか。断じてそうではない。

15. 神はモーセに言われた、「わたしは自分のあわれもうとする者をあわれみ、いつくしもうとする者を、いつくしむ」。

16. ゆえに、それは人間の意志や努力によるのではなく、ただ神のあわれみによるのである。

17. 聖書はパロにこう言っている、「わたしがあなたを立てたのは、この事のためである。すなわち、あなたによってわたしの力をあらわし、また、わたしの名が全世界に言いひろめられるためである」。

18. だから、神はそのあわれもうと思う者をあわれみ、かたくなにしようと思う者を、かたくなになさるのである。

19. そこで、あなたは言うであろう、「なぜ神は、なおも人を責められるのか。だれが、神の意図に逆らい得ようか」。

20. ああ人よ。あなたは、神に言い逆らうとは、いったい、何者なのか。造られたものが造った者に向かって、「なぜ、わたしをこのように造ったのか」と言うことがあろうか。

ローマ人への手紙 9