ローマ人への手紙 9:1-13 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. わたしはキリストにあって真実を語る。偽りは言わない。わたしの良心も聖霊によって、わたしにこうあかしをしている。

2. すなわち、わたしに大きな悲しみがあり、わたしの心に絶えざる痛みがある。

3. 実際、わたしの兄弟、肉による同族のためなら、わたしのこの身がのろわれて、キリストから離されてもいとわない。

4. 彼らはイスラエル人であって、子たる身分を授けられることも、栄光も、もろもろの契約も、律法を授けられることも、礼拝も、数々の約束も彼らのもの、

5. また父祖たちも彼らのものであり、肉によればキリストもまた彼らから出られたのである。万物の上にいます神は、永遠にほむべきかな、アァメン。

6. しかし、神の言が無効になったというわけではない。なぜなら、イスラエルから出た者が全部イスラエルなのではなく、

7. また、アブラハムの子孫だからといって、その全部が子であるのではないからである。かえって「イサクから出る者が、あなたの子孫と呼ばれるであろう」。

8. すなわち、肉の子がそのまま神の子なのではなく、むしろ約束の子が子孫として認められるのである。

9. 約束の言葉はこうである。「来年の今ごろ、わたしはまた来る。そして、サラに男子が与えられるであろう」。

10. そればかりではなく、ひとりの人、すなわち、わたしたちの父祖イサクによって受胎したリベカの場合も、また同様である。

11. まだ子供らが生れもせず、善も悪もしない先に、神の選びの計画が、

12. わざによらず、召したかたによって行われるために、「兄は弟に仕えるであろう」と、彼女に仰せられたのである。

13. 「わたしはヤコブを愛しエサウを憎んだ」と書いてあるとおりである。

ローマ人への手紙 9