ルカによる福音書 22:13-24 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

13. 弟子たちは出て行ってみると、イエスが言われたとおりであったので、過越の食事の用意をした。

14. 時間になったので、イエスは食卓につかれ、使徒たちも共に席についた。

15. イエスは彼らに言われた、「わたしは苦しみを受ける前に、あなたがたとこの過越の食事をしようと、切に望んでいた。

16. あなたがたに言って置くが、神の国で過越が成就する時までは、わたしは二度と、この過越の食事をすることはない」。

17. そして杯を取り、感謝して言われた、「これを取って、互に分けて飲め。

18. あなたがたに言っておくが、今からのち神の国が来るまでは、わたしはぶどうの実から造ったものを、いっさい飲まない」。

19. またパンを取り、感謝してこれをさき、弟子たちに与えて言われた、「これは、あなたがたのために与えるわたしのからだである。わたしを記念するため、このように行いなさい」。

20. 食事ののち、杯も同じ様にして言われた、「この杯は、あなたがたのために流すわたしの血で立てられる新しい契約である。

21. しかし、そこに、わたしを裏切る者が、わたしと一緒に食卓に手を置いている。

22. 人の子は定められたとおりに、去って行く。しかし人の子を裏切るその人は、わざわいである」。

23. 弟子たちは、自分たちのうちのだれが、そんな事をしようとしているのだろうと、互に論じはじめた。

24. それから、自分たちの中でだれがいちばん偉いだろうかと言って、争論が彼らの間に、起った。

ルカによる福音書 22