ルカによる福音書 2:39-49 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

39. 両親は主の律法どおりすべての事をすませたので、ガリラヤへむかい、自分の町ナザレに帰った。

40. 幼な子は、ますます成長して強くなり、知恵に満ち、そして神の恵みがその上にあった。

41. さて、イエスの両親は、過越の祭には毎年エルサレムへ上っていた。

42. イエスが十二歳になった時も、慣例に従って祭のために上京した。

43. ところが、祭が終って帰るとき、少年イエスはエルサレムに居残っておられたが、両親はそれに気づかなかった。

44. そして道連れの中にいることと思いこんで、一日路を行ってしまい、それから、親族や知人の中を捜しはじめたが、

45. 見つからないので、捜しまわりながらエルサレムへ引返した。

46. そして三日の後に、イエスが宮の中で教師たちのまん中にすわって、彼らの話を聞いたり質問したりしておられるのを見つけた。

47. 聞く人々はみな、イエスの賢さやその答に驚嘆していた。

48. 両親はこれを見て驚き、そして母が彼に言った、「どうしてこんな事をしてくれたのです。ごらんなさい、おとう様もわたしも心配して、あなたを捜していたのです」。

49. するとイエスは言われた、「どうしてお捜しになったのですか。わたしが自分の父の家にいるはずのことを、ご存じなかったのですか」。

ルカによる福音書 2