ルカによる福音書 2:29-37 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

29. 「主よ、今こそ、あなたはみ言葉のとおりにこの僕を安らかに去らせてくださいます、

30. わたしの目が今あなたの救を見たのですから。

31. この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、

32. 異邦人を照す啓示の光、み民イスラエルの栄光であります」。

33. 父と母とは幼な子についてこのように語られたことを、不思議に思った。

34. するとシメオンは彼らを祝し、そして母マリヤに言った、「ごらんなさい、この幼な子は、イスラエルの多くの人を倒れさせたり立ちあがらせたりするために、また反対を受けるしるしとして、定められています。-

35. そして、あなた自身もつるぎで胸を刺し貫かれるでしょう。-それは多くの人の心にある思いが、現れるようになるためです」。

36. また、アセル族のパヌエルの娘で、アンナという女預言者がいた。彼女は非常に年をとっていた。むすめ時代にとついで、七年間だけ夫と共に住み、

37. その後やもめぐらしをし、八十四歳になっていた。そして宮を離れずに夜も昼も断食と祈とをもって神に仕えていた。

ルカによる福音書 2