ルカによる福音書 14:11-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

11. おおよそ、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされるであろう」。

12. また、イエスは自分を招いた人に言われた、「午餐または晩餐の席を設ける場合には、友人、兄弟、親族、金持の隣り人などは呼ばぬがよい。恐らく彼らもあなたを招きかえし、それであなたは返礼を受けることになるから。

13. むしろ、宴会を催す場合には、貧乏人、不具者、足なえ、盲人などを招くがよい。

14. そうすれば、彼らは返礼ができないから、あなたはさいわいになるであろう。正しい人々の復活の際には、あなたは報いられるであろう」。

15. 列席者のひとりがこれを聞いてイエスに「神の国で食事をする人は、さいわいです」と言った。

16. そこでイエスが言われた、「ある人が盛大な晩餐会を催して、大ぜいの人を招いた。

17. 晩餐の時刻になったので、招いておいた人たちのもとに僕を送って、『さあ、おいでください。もう準備ができましたから』と言わせた。

18. ところが、みんな一様に断りはじめた。最初の人は、『わたしは土地を買いましたので、行って見なければなりません。どうぞ、おゆるしください』と言った。

19. ほかの人は、『わたしは五対の牛を買いましたので、それをしらべに行くところです。どうぞ、おゆるしください』、

20. もうひとりの人は、『わたしは妻をめとりましたので、参ることができません』と言った。

21. 僕は帰ってきて、以上の事を主人に報告した。すると家の主人はおこって僕に言った、『いますぐに、町の大通りや小道へ行って、貧乏人、不具者、盲人、足なえなどを、ここへ連れてきなさい』。

22. 僕は言った、『ご主人様、仰せのとおりにいたしましたが、まだ席がございます』。

23. 主人が僕に言った、『道やかきねのあたりに出て行って、この家がいっぱいになるように、人々を無理やりにひっぱってきなさい。

24. あなたがたに言って置くが、招かれた人で、わたしの晩餐にあずかる者はひとりもないであろう』」。

25. 大ぜいの群衆がついてきたので、イエスは彼らの方に向いて言われた、

26. 「だれでも、父、母、妻、子、兄弟、姉妹、さらに自分の命までも捨てて、わたしのもとに来るのでなければ、わたしの弟子となることはできない。

27. 自分の十字架を負うてわたしについて来るものでなければ、わたしの弟子となることはできない。

28. あなたがたのうちで、だれかが邸宅を建てようと思うなら、それを仕上げるのに足りるだけの金を持っているかどうかを見るため、まず、すわってその費用を計算しないだろうか。

ルカによる福音書 14