ヨブ記 6:12-27 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. わたしの力は石の力のようであるのか。わたしの肉は青銅のようであるのか。

13. まことに、わたしのうちに助けはなく、救われる望みは、わたしから追いやられた。

14. その友に対するいつくしみをさし控える者は、全能者を恐れることをすてる。

15. わが兄弟たちは谷川のように、過ぎ去る出水のように欺く。

16. これは氷のために黒くなり、そのうちに雪が隠れる。

17. これは暖かになると消え去り、暑くなるとその所からなくなる。

18. 隊商はその道を転じ、むなしい所へ行って滅びる。

19. テマの隊商はこれを望み、シバの旅びとはこれを慕う。

20. 彼らはこれにたよったために失望し、そこに来てみて、あわてる。

21. あなたがたは今わたしにはこのような者となった。あなたがたはわたしの災難を見て恐れた。

22. わたしは言ったことがあるか、『わたしに与えよ』と、あるいは『あなたがたの財産のうちからわたしのために、まいないを贈れ』と、

23. あるいは『あだの手からわたしを救い出せ』と、あるいは『しえたげる者の手からわたしをあがなえ』と。

24. わたしに教えよ、そうすればわたしは黙るであろう。わたしの誤っている所をわたしに悟らせよ。

25. 正しい言葉はいかに力のあるものか。しかしあなたがたの戒めは何を戒めるのか。

26. あなたがたは言葉を戒めうると思うのか。望みの絶えた者の語ることは風のようなものだ。

27. あなたがたは、みなしごのためにくじをひき、あなたがたの友をさえ売り買いするであろう。

ヨブ記 6