ヨブ記 41:12-28 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. わたしはこれが全身と、その著しい力と、その美しい構造について黙っていることはできない。

13. だれがその上着をはぐことができるか。だれがその二重のよろいの間にはいることができるか。

14. だれがその顔の戸を開くことができるか。そのまわりの歯は恐ろしい。

15. その背は盾の列でできていて、その堅く閉じたさまは密封したように、

16. 相互に密接して、風もその間に、はいることができず、

17. 互に相連なり、固く着いて離すことができない。

18. これが、くしゃみすれば光を発し、その目はあけぼののまぶたに似ている。

19. その口からは、たいまつが燃えいで、火花をいだす。

20. その鼻の穴からは煙が出てきて、さながら煮え立つなべの水煙のごとく、燃える葦の煙のようだ。

21. その息は炭火をおこし、その口からは炎が出る。

22. その首には力が宿っていて、恐ろしさが、その前に踊っている。

23. その肉片は密接に相連なり、固く身に着いて動かすことができない。

24. その心臓は石のように堅く、うすの下石のように堅い。

25. その身を起すときは勇士も恐れ、その衝撃によってあわて惑う。

26. つるぎがこれを撃っても、きかない、やりも、矢も、もりも用をなさない。

27. これは鉄を見ること、わらのように、青銅を見ること朽ち木のようである。

28. 弓矢もこれを逃がすことができない。石投げの石もこれには、わらくずとなる。

ヨブ記 41