7. わたしは思った、『日を重ねた者が語るべきだ、年を積んだ者が知恵を教えるべきだ』と。
8. しかし人のうちには霊があり、全能者の息が人に悟りを与える。
9. 老いた者、必ずしも知恵があるのではなく、年とった者、必ずしも道理をわきまえるのではない。
10. ゆえにわたしは言う、『わたしに聞け、わたしもまたわが意見を述べよう』。
11. 見よ、わたしはあなたがたの言葉に期待し、その知恵ある言葉に耳を傾け、あなたがたが言うべき言葉を捜し出すのを待っていた。
12. わたしはあなたがたに心をとめたが、あなたがたのうちにヨブを言いふせる者はひとりもなく、また彼の言葉に答える者はひとりもなかった。