ヨブ記 30:2-17 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

2. 彼らの手の力からわたしは何を得るであろうか、彼らはその気力がすでに衰えた人々だ。

3. 彼らは乏しさと激しい飢えとによって、かわいた荒れ地をかむ。

4. 彼らは、ぜにあおいおよび灌木の葉を摘み、れだまの根をもって身を暖める。

5. 彼らは人々の中から追いだされ、盗びとを追うように、人々は彼らを追い呼ばわる。

6. 彼らは急流の谷間に住み、土の穴または岩の穴におり、

7. 灌木の中にいななき、いらくさの下に押し合う。

8. 彼らは愚かな者の子、また卑しい者の子であって、国から追いだされた者だ。

9. それなのに、わたしは今彼らの歌となり、彼らの笑い草となった。

10. 彼らはわたしをいとい、遠くわたしをはなれ、わたしの顔につばきすることも、ためらわない。

11. 神がわたしの綱を解いて、わたしを卑しめられたので、彼らもわたしの前に慎みを捨てた。

12. このともがらはわたしの右に立ち上がり、わたしを追いのけ、わたしにむかって滅びの道を築く。

13. 彼らはわたしの道をこわし、わたしの災を促す。これをさし止める者はない。

14. 彼らは広い破れ口からはいるように進みきたり、破壊の中をおし寄せる。

15. 恐ろしい事はわたしに臨み、わたしの誉は風のように吹き払われ、わたしの繁栄は雲のように消えうせた。

16. 今は、わたしの魂はわたしの内にとけて流れ、悩みの日はわたしを捕えた。

17. 夜はわたしの骨を激しく悩まし、わたしをかむ苦しみは、やむことがない。

ヨブ記 30