ヨブ記 21:12-25 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

12. 彼らは手鼓と琴に合わせて歌い、笛の音によって楽しみ、

13. その日をさいわいに過ごし、安らかに陰府にくだる。

14. 彼らは神に言う、『われわれを離れよ、われわれはあなたの道を知ることを好まない。

15. 全能者は何者なので、われわれはこれに仕えねばならないのか。われわれはこれに祈っても、なんの益があるか』と。

16. 見よ、彼らの繁栄は彼らの手にあるではないか。悪人の計りごとは、わたしの遠く及ぶ所でない。

17. 悪人のともしびの消されること、幾たびあるか。その災の彼らの上に臨むこと、神がその怒りをもって苦しみを与えられること、幾たびあるか。

18. 彼らが風の前のわらのようになること、あらしに吹き去られるもみがらのようになること、幾たびあるか。

19. あなたがたは言う、『神は彼らの罪を積みたくわえて、その子らに報いられるのだ』と。どうかそれを彼ら自身に報いて、彼らにその罪を知らせられるように。

20. すなわち彼ら自身の目にその滅びを見させ、全能者の怒りを彼らに飲ませられるように。

21. その月の数のつきるとき、彼らはその後の家になんのかかわる所があろうか。

22. 神は天にある者たちをさえ、さばかれるのに、だれが神に知識を教えることができようか。

23. ある者は繁栄をきわめ、全く安らかに、かつおだやかに死に、

24. そのからだには脂肪が満ち、その骨の髄は潤っている。

25. ある者は心を苦しめて死に、なんの幸をも味わうことがない。

ヨブ記 21