ヨブ記 19:4-21 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

4. たといわたしが、まことにあやまったとしても、そのあやまちは、わたし自身にとどまる。

5. もしあなたがたが、まことにわたしに向かって高ぶり、わたしの恥を論じるならば、

6. 『神がわたしをしえたげ、その網でわたしを囲まれたのだ』と知るべきだ。

7. 見よ、わたしが『暴虐』と叫んでも答えられず、助けを呼び求めても、さばきはない。

8. 彼はわたしの道にかきをめぐらして、越えることのできないようにし、わたしの行く道に暗やみを置かれた。

9. 彼はわたしの栄えをわたしからはぎ取り、わたしのこうべから冠を奪い、

10. 四方からわたしを取りこわして、うせさせ、わたしの望みを木のように抜き去り、

11. わたしに向かって怒りを燃やし、わたしを敵のひとりのように思われた。

12. その軍勢がいっせいに来て、塁を築いて攻め寄せ、わたしの天幕のまわりに陣を張った。

13. 彼はわたしの兄弟たちをわたしから遠く離れさせられた。わたしを知る人々は全くわたしに疎遠になった。

14. わたしの親類および親しい友はわたしを見捨て、

15. わたしの家に宿る者はわたしを忘れ、わたしのはしためらはわたしを他人のように思い、わたしは彼らの目に他国人となった。

16. わたしがしもべを呼んでも、彼は答えず、わたしは口をもって彼に請わなければならない。

17. わたしの息はわが妻にいとわれ、わたしは同じ腹の子たちにきらわれる。

18. わらべたちさえもわたしを侮り、わたしが起き上がれば、わたしをあざける。

19. 親しい人々は皆わたしをいみきらい、わたしの愛した人々はわたしにそむいた。

20. わたしの骨は皮と肉につき、わたしはわずかに歯の皮をもってのがれた。

21. わが友よ、わたしをあわれめ、わたしをあわれめ、神のみ手がわたしを打ったからである。

ヨブ記 19