ヨブ記 19:14-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

14. わたしの親類および親しい友はわたしを見捨て、

15. わたしの家に宿る者はわたしを忘れ、わたしのはしためらはわたしを他人のように思い、わたしは彼らの目に他国人となった。

16. わたしがしもべを呼んでも、彼は答えず、わたしは口をもって彼に請わなければならない。

17. わたしの息はわが妻にいとわれ、わたしは同じ腹の子たちにきらわれる。

18. わらべたちさえもわたしを侮り、わたしが起き上がれば、わたしをあざける。

19. 親しい人々は皆わたしをいみきらい、わたしの愛した人々はわたしにそむいた。

20. わたしの骨は皮と肉につき、わたしはわずかに歯の皮をもってのがれた。

21. わが友よ、わたしをあわれめ、わたしをあわれめ、神のみ手がわたしを打ったからである。

22. あなたがたは、なにゆえ神のようにわたしを責め、わたしの肉をもって満足しないのか。

23. どうか、わたしの言葉が、書きとめられるように。どうか、わたしの言葉が、書物にしるされるように。

24. 鉄の筆と鉛とをもって、ながく岩に刻みつけられるように。

25. わたしは知る、わたしをあがなう者は生きておられる、後の日に彼は必ず地の上に立たれる。

26. わたしの皮がこのように滅ぼされたのち、わたしは肉を離れて神を見るであろう。

27. しかもわたしの味方として見るであろう。わたしの見る者はこれ以外のものではない。わたしの心はこれを望んでこがれる。

28. あなたがたがもし『われわれはどうして彼を責めようか』と言い、また『事の根源は彼のうちに見いだされる』と言うならば、

29. つるぎを恐れよ、怒りはつるぎの罰をきたらすからだ。これによって、あなたがたは、さばきのあることを知るであろう」。

ヨブ記 19