ヨブ記 1:6-16 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

6. ある日、神の子たちが来て、主の前に立った。サタンも来てその中にいた。

7. 主は言われた、「あなたはどこから来たか」。サタンは主に答えて言った、「地を行きめぐり、あちらこちら歩いてきました」。

8. 主はサタンに言われた、「あなたはわたしのしもべヨブのように全く、かつ正しく、神を恐れ、悪に遠ざかる者の世にないことを気づいたか」。

9. サタンは主に答えて言った、「ヨブはいたずらに神を恐れましょうか。

10. あなたは彼とその家およびすべての所有物のまわりにくまなく、まがきを設けられたではありませんか。あなたは彼の勤労を祝福されたので、その家畜は地にふえたのです。

11. しかし今あなたの手を伸べて、彼のすべての所有物を撃ってごらんなさい。彼は必ずあなたの顔に向かって、あなたをのろうでしょう」。

12. 主はサタンに言われた、「見よ、彼のすべての所有物をあなたの手にまかせる。ただ彼の身に手をつけてはならない」。サタンは主の前から出て行った。

13. ある日ヨブのむすこ、娘たちが第一の兄の家で食事をし、酒を飲んでいたとき、

14. 使者がヨブのもとに来て言った、「牛が耕し、ろばがそのかたわらで草を食っていると、

15. シバびとが襲ってきて、これを奪い、つるぎをもってしもべたちを打ち殺しました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

16. 彼がなお語っているうちに、またひとりが来て言った、「神の火が天から下って、羊およびしもべたちを焼き滅ぼしました。わたしはただひとりのがれて、あなたに告げるために来ました」。

ヨブ記 1