ヨハネによる福音書 9:10-20 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. そこで人々は彼に言った、「では、おまえの目はどうしてあいたのか」。

11. 彼は答えた、「イエスというかたが、どろをつくって、わたしの目に塗り、『シロアムに行って洗え』と言われました。それで、行って洗うと、見えるようになりました」。

12. 人々は彼に言った、「その人はどこにいるのか」。彼は「知りません」と答えた。

13. 人々は、もと盲人であったこの人を、パリサイ人たちのところにつれて行った。

14. イエスがどろをつくって彼の目をあけたのは、安息日であった。

15. パリサイ人たちもまた、「どうして見えるようになったのか」、と彼に尋ねた。彼は答えた、「あのかたがわたしの目にどろを塗り、わたしがそれを洗い、そして見えるようになりました」。

16. そこで、あるパリサイ人たちが言った、「その人は神からきた人ではない。安息日を守っていないのだから」。しかし、ほかの人々は言った、「罪のある人が、どうしてそのようなしるしを行うことができようか」。そして彼らの間に分争が生じた。

17. そこで彼らは、もう一度この盲人に聞いた、「おまえの目をあけてくれたその人を、どう思うか」。「預言者だと思います」と彼は言った。

18. ユダヤ人たちは、彼がもと盲人であったが見えるようになったことを、まだ信じなかった。ついに彼らは、目が見えるようになったこの人の両親を呼んで、

19. 尋ねて言った、「これが、生れつき盲人であったと、おまえたちの言っているむすこか。それではどうして、いま目が見えるのか」。

20. 両親は答えて言った、「これがわたしどものむすこであること、また生れつき盲人であったことは存じています。

ヨハネによる福音書 9