ヨハネによる福音書 6:4-11 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

4. 時に、ユダヤ人の祭である過越が間近になっていた。

5. イエスは目をあげ、大ぜいの群衆が自分の方に集まって来るのを見て、ピリポに言われた、「どこからパンを買ってきて、この人々に食べさせようか」。

6. これはピリポをためそうとして言われたのであって、ご自分ではしようとすることを、よくご承知であった。

7. すると、ピリポはイエスに答えた、「二百デナリのパンがあっても、めいめいが少しずついただくにも足りますまい」。

8. 弟子のひとり、シモン・ペテロの兄弟アンデレがイエスに言った、

9. 「ここに、大麦のパン五つと、さかな二ひきとを持っている子供がいます。しかし、こんなに大ぜいの人では、それが何になりましょう」。

10. イエスは「人々をすわらせなさい」と言われた。その場所には草が多かった。そこにすわった男の数は五千人ほどであった。

11. そこで、イエスはパンを取り、感謝してから、すわっている人々に分け与え、また、さかなをも同様にして、彼らの望むだけ分け与えられた。

ヨハネによる福音書 6