ヨハネによる福音書 5:26-36 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

26. それは、父がご自分のうちに生命をお持ちになっていると同様に、子にもまた、自分のうちに生命を持つことをお許しになったからである。

27. そして子は人の子であるから、子にさばきを行う権威をお与えになった。

28. このことを驚くには及ばない。墓の中にいる者たちがみな神の子の声を聞き、

29. 善をおこなった人々は、生命を受けるためによみがえり、悪をおこなった人々は、さばきを受けるためによみがえって、それぞれ出てくる時が来るであろう。

30. わたしは、自分からは何事もすることができない。ただ聞くままにさばくのである。そして、わたしのこのさばきは正しい。それは、わたし自身の考えでするのではなく、わたしをつかわされたかたの、み旨を求めているからである。

31. もし、わたしが自分自身についてあかしをするならば、わたしのあかしはほんとうではない。

32. わたしについてあかしをするかたはほかにあり、そして、その人がするあかしがほんとうであることを、わたしは知っている。

33. あなたがたはヨハネのもとへ人をつかわしたが、そのとき彼は真理についてあかしをした。

34. わたしは人からあかしを受けないが、このことを言うのは、あなたがたが救われるためである。

35. ヨハネは燃えて輝くあかりであった。あなたがたは、しばらくの間その光を喜び楽しもうとした。

36. しかし、わたしには、ヨハネのあかしよりも、もっと力あるあかしがある。父がわたしに成就させようとしてお与えになったわざ、すなわち、今わたしがしているこのわざが、父のわたしをつかわされたことをあかししている。

ヨハネによる福音書 5