マルコによる福音書 5:23-30 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

23. しきりに願って言った、「わたしの幼い娘が死にかかっています。どうぞ、その子がなおって助かりますように、おいでになって、手をおいてやってください」。

24. そこで、イエスは彼と一緒に出かけられた。大ぜいの群衆もイエスに押し迫りながら、ついて行った。

25. さてここに、十二年間も長血をわずらっている女がいた。

26. 多くの医者にかかって、さんざん苦しめられ、その持ち物をみな費してしまったが、なんのかいもないばかりか、かえってますます悪くなる一方であった。

27. この女がイエスのことを聞いて、群衆の中にまぎれ込み、うしろから、み衣にさわった。

28. それは、せめて、み衣にでもさわれば、なおしていただけるだろうと、思っていたからである。

29. すると、血の元がすぐにかわき、女は病気がなおったことを、その身に感じた。

30. イエスはすぐ、自分の内から力が出て行ったことに気づかれて、群衆の中で振り向き、「わたしの着物にさわったのはだれか」と言われた。

マルコによる福音書 5