マルコによる福音書 12:3-13 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

3. すると、彼らはその僕をつかまえて、袋だたきにし、から手で帰らせた。

4. また他の僕を送ったが、その頭をなぐって侮辱した。

5. そこでまた他の者を送ったが、今度はそれを殺してしまった。そのほか、なお大ぜいの者を送ったが、彼らを打ったり、殺したりした。

6. ここに、もうひとりの者がいた。それは彼の愛子であった。自分の子は敬ってくれるだろうと思って、最後に彼をつかわした。

7. すると、農夫たちは『あれはあと取りだ。さあ、これを殺してしまおう。そうしたら、その財産はわれわれのものになるのだ』と話し合い、

8. 彼をつかまえて殺し、ぶどう園の外に投げ捨てた。

9. このぶどう園の主人は、どうするだろうか。彼は出てきて、農夫たちを殺し、ぶどう園を他の人々に与えるであろう。

10. あなたがたは、この聖書の句を読んだことがないのか。『家造りらの捨てた石が隅のかしら石になった。

11. これは主がなされたことで、わたしたちの目には不思議に見える』」。

12. 彼らはいまの譬が、自分たちに当てて語られたことを悟ったので、イエスを捕えようとしたが、群衆を恐れた。そしてイエスをそこに残して立ち去った。

13. さて、人々はパリサイ人やヘロデ党の者を数人、イエスのもとにつかわして、その言葉じりを捕えようとした。

マルコによる福音書 12