マルコによる福音書 11:4-13 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

4. そこで、彼らは出かけて行き、そして表通りの戸口に、ろばの子がつないであるのを見たので、それを解いた。

5. すると、そこに立っていた人々が言った、「そのろばの子を解いて、どうするのか」。

6. 弟子たちは、イエスが言われたとおり彼らに話したので、ゆるしてくれた。

7. そこで、弟子たちは、そのろばの子をイエスのところに引いてきて、自分たちの上着をそれに投げかけると、イエスはその上にお乗りになった。

8. すると多くの人々は自分たちの上着を道に敷き、また他の人々は葉のついた枝を野原から切ってきて敷いた。

9. そして、前に行く者も、あとに従う者も共に叫びつづけた、「ホサナ、主の御名によってきたる者に、祝福あれ。

10. 今きたる、われらの父ダビデの国に、祝福あれ。いと高き所に、ホサナ」。

11. こうしてイエスはエルサレムに着き、宮にはいられた。そして、すべてのものを見まわった後、もはや時もおそくなっていたので、十二弟子と共にベタニヤに出て行かれた。

12. 翌日、彼らがベタニヤから出かけてきたとき、イエスは空腹をおぼえられた。

13. そして、葉の茂ったいちじくの木を遠くからごらんになって、その木に何かありはしないかと近寄られたが、葉のほかは何も見当らなかった。いちじくの季節でなかったからである。

マルコによる福音書 11