マルコによる福音書 1:27-36 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

27. 人々はみな驚きのあまり、互に論じて言った、「これは、いったい何事か。権威ある新しい教だ。けがれた霊にさえ命じられると、彼らは従うのだ」。

28. こうしてイエスのうわさは、たちまちガリラヤの全地方、いたる所にひろまった。

29. それから会堂を出るとすぐ、ヤコブとヨハネとを連れて、シモンとアンデレとの家にはいって行かれた。

30. ところが、シモンのしゅうとめが熱病で床についていたので、人々はさっそく、そのことをイエスに知らせた。

31. イエスは近寄り、その手をとって起されると、熱が引き、女は彼らをもてなした。

32. 夕暮になり日が沈むと、人々は病人や悪霊につかれた者をみな、イエスのところに連れてきた。

33. こうして、町中の者が戸口に集まった。

34. イエスは、さまざまの病をわずらっている多くの人々をいやし、また多くの悪霊を追い出された。また、悪霊どもに、物言うことをお許しにならなかった。彼らがイエスを知っていたからである。

35. 朝はやく、夜の明けるよほど前に、イエスは起きて寂しい所へ出て行き、そこで祈っておられた。

36. すると、シモンとその仲間とが、あとを追ってきた。

マルコによる福音書 1