マタイによる福音書 26:5-13 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

5. しかし彼らは言った、「祭の間はいけない。民衆の中に騒ぎが起るかも知れない」。

6. さて、イエスがベタニヤで、らい病人シモンの家におられたとき、

7. ひとりの女が、高価な香油が入れてある石膏のつぼを持ってきて、イエスに近寄り、食事の席についておられたイエスの頭に香油を注ぎかけた。

8. すると、弟子たちはこれを見て憤って言った、「なんのためにこんなむだ使をするのか。

9. それを高く売って、貧しい人たちに施すことができたのに」。

10. イエスはそれを聞いて彼らに言われた、「なぜ、女を困らせるのか。わたしによい事をしてくれたのだ。

11. 貧しい人たちはいつもあなたがたと一緒にいるが、わたしはいつも一緒にいるわけではない。

12. この女がわたしのからだにこの香油を注いだのは、わたしの葬りの用意をするためである。

13. よく聞きなさい。全世界のどこででも、この福音が宣べ伝えられる所では、この女のした事も記念として語られるであろう」。

マタイによる福音書 26