マタイによる福音書 24:14-29 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

14. そしてこの御国の福音は、すべての民に対してあかしをするために、全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである。

15. 預言者ダニエルによって言われた荒らす憎むべき者が、聖なる場所に立つのを見たならば(読者よ、悟れ)、

16. そのとき、ユダヤにいる人々は山へ逃げよ。

17. 屋上にいる者は、家からものを取り出そうとして下におりるな。

18. 畑にいる者は、上着を取りにあとへもどるな。

19. その日には、身重の女と乳飲み子をもつ女とは、不幸である。

20. あなたがたの逃げるのが、冬または安息日にならないように祈れ。

21. その時には、世の初めから現在に至るまで、かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。

22. もしその期間が縮められないなら、救われる者はひとりもないであろう。しかし、選民のためには、その期間が縮められるであろう。

23. そのとき、だれかがあなたがたに『見よ、ここにキリストがいる』、また、『あそこにいる』と言っても、それを信じるな。

24. にせキリストたちや、にせ預言者たちが起って、大いなるしるしと奇跡とを行い、できれば、選民をも惑わそうとするであろう。

25. 見よ、あなたがたに前もって言っておく。

26. だから、人々が『見よ、彼は荒野にいる』と言っても、出て行くな。また『見よ、へやの中にいる』と言っても、信じるな。

27. ちょうど、いなずまが東から西にひらめき渡るように、人の子も現れるであろう。

28. 死体のあるところには、はげたかが集まるものである。

29. しかし、その時に起る患難の後、たちまち日は暗くなり、月はその光を放つことをやめ、星は空から落ち、天体は揺り動かされるであろう。

マタイによる福音書 24