マタイによる福音書 18:21-31 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

21. そのとき、ペテロがイエスのもとにきて言った、「主よ、兄弟がわたしに対して罪を犯した場合、幾たびゆるさねばなりませんか。七たびまでですか」。

22. イエスは彼に言われた、「わたしは七たびまでとは言わない。七たびを七十倍するまでにしなさい。

23. それだから、天国は王が僕たちと決算をするようなものだ。

24. 決算が始まると、一万タラントの負債のある者が、王のところに連れられてきた。

25. しかし、返せなかったので、主人は、その人自身とその妻子と持ち物全部とを売って返すように命じた。

26. そこで、この僕はひれ伏して哀願した、『どうぞお待ちください。全部お返しいたしますから』。

27. 僕の主人はあわれに思って、彼をゆるし、その負債を免じてやった。

28. その僕が出て行くと、百デナリを貸しているひとりの仲間に出会い、彼をつかまえ、首をしめて『借金を返せ』と言った。

29. そこでこの仲間はひれ伏し、『どうか待ってくれ。返すから』と言って頼んだ。

30. しかし承知せずに、その人をひっぱって行って、借金を返すまで獄に入れた。

31. その人の仲間たちは、この様子を見て、非常に心をいため、行ってそのことをのこらず主人に話した。

マタイによる福音書 18