ヘブル人への手紙 5:1-7 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. 大祭司なるものはすべて、人間の中から選ばれて、罪のために供え物といけにえとをささげるように、人々のために神に仕える役に任じられた者である。

2. 彼は自分自身、弱さを身に負うているので、無知な迷っている人々を、思いやることができると共に、

3. その弱さのゆえに、民のためだけではなく自分自身のためにも、罪についてささげものをしなければならないのである。

4. かつ、だれもこの栄誉ある務を自分で得るのではなく、アロンの場合のように、神の召しによって受けるのである。

5. 同様に、キリストもまた、大祭司の栄誉を自分で得たのではなく、「あなたこそは、わたしの子。きょう、わたしはあなたを生んだ」と言われたかたから、お受けになったのである。

6. また、ほかの箇所でこう言われている、「あなたこそは、永遠に、メルキゼデクに等しい祭司である」。

7. キリストは、その肉の生活の時には、激しい叫びと涙とをもって、ご自分を死から救う力のあるかたに、祈と願いとをささげ、そして、その深い信仰のゆえに聞きいれられたのである。

ヘブル人への手紙 5