ヘブル人への手紙 11:23-35 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

23. 信仰によって、モーセの生れたとき、両親は、三か月のあいだ彼を隠した。それは、彼らが子供のうるわしいのを見たからである。彼らはまた、王の命令をも恐れなかった。

24. 信仰によって、モーセは、成人したとき、パロの娘の子と言われることを拒み、

25. 罪のはかない歓楽にふけるよりは、むしろ神の民と共に虐待されることを選び、

26. キリストのゆえに受けるそしりを、エジプトの宝にまさる富と考えた。それは、彼が報いを望み見ていたからである。

27. 信仰によって、彼は王の憤りをも恐れず、エジプトを立ち去った。彼は、見えないかたを見ているようにして、忍びとおした。

28. 信仰によって、滅ぼす者が、長子らに手を下すことのないように、彼は過越を行い血を塗った。

29. 信仰によって、人々は紅海をかわいた土地をとおるように渡ったが、同じことを企てたエジプト人はおぼれ死んだ。

30. 信仰によって、エリコの城壁は、七日にわたってまわったために、くずれおちた。

31. 信仰によって、遊女ラハブは、探りにきた者たちをおだやかに迎えたので、不従順な者どもと一緒に滅びることはなかった。

32. このほか、何を言おうか。もしギデオン、バラク、サムソン、エフタ、ダビデ、サムエル及び預言者たちについて語り出すなら、時間が足りないであろう。

33. 彼らは信仰によって、国々を征服し、義を行い、約束のものを受け、ししの口をふさぎ、

34. 火の勢いを消し、つるぎの刃をのがれ、弱いものは強くされ、戦いの勇者となり、他国の軍を退かせた。

35. 女たちは、その死者たちをよみがえらさせてもらった。ほかの者は、更にまさったいのちによみがえるために、拷問の苦しみに甘んじ、放免されることを願わなかった。

ヘブル人への手紙 11