ヘブル人への手紙 10:1-6 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. いったい、律法はきたるべき良いことの影をやどすにすぎず、そのものの真のかたちをそなえているものではないから、年ごとに引きつづきささげられる同じようないけにえによっても、みまえに近づいて来る者たちを、全うすることはできないのである。

2. もしできたとすれば、儀式にたずさわる者たちは、一度きよめられた以上、もはや罪の自覚がなくなるのであるから、ささげ物をすることがやんだはずではあるまいか。

3. しかし実際は、年ごとに、いけにえによって罪の思い出がよみがえって来るのである。

4. なぜなら、雄牛ややぎなどの血は、罪を除き去ることができないからである。

5. それだから、キリストがこの世にこられたとき、次のように言われた、「あなたは、いけにえやささげ物を望まれないで、わたしのために、からだを備えて下さった。

6. あなたは燔祭や罪祭を好まれなかった。

ヘブル人への手紙 10