サムエル記上 8:1-9 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

1. サムエルは年老いて、その子らをイスラエルのさばきづかさとした。

2. 長子の名はヨエルといい、次の子の名はアビヤと言った。彼らはベエルシバでさばきづかさであった。

3. しかしその子らは父の道を歩まないで、利にむかい、まいないを取って、さばきを曲げた。

4. この時、イスラエルの長老たちはみな集まってラマにおるサムエルのもとにきて、

5. 言った、「あなたは年老い、あなたの子たちはあなたの道を歩まない。今ほかの国々のように、われわれをさばく王を、われわれのために立ててください」。

6. しかし彼らが、「われわれをさばく王を、われわれに与えよ」と言うのを聞いて、サムエルは喜ばなかった。そしてサムエルが主に祈ると、

7. 主はサムエルに言われた、「民が、すべてあなたに言う所の声に聞き従いなさい。彼らが捨てるのはあなたではなく、わたしを捨てて、彼らの上にわたしが王であることを認めないのである。

8. 彼らは、わたしがエジプトから連れ上った日から、きょうまで、わたしを捨ててほかの神々に仕え、さまざまの事をわたしにしたように、あなたにもしているのである。

9. 今その声に聞き従いなさい。ただし、深く彼らを戒めて、彼らを治める王のならわしを彼らに示さなければならない」。

サムエル記上 8