サムエル記上 21:10-15 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. ダビデはその日サウルを恐れて、立ってガテの王アキシのところへ逃げて行った。

11. アキシの家来たちはアキシに言った、「これはあの国の王ダビデではありませんか。人々が踊りながら、互に歌いかわして、『サウルは千を撃ち殺し、ダビデは万を撃ち殺した』と言ったのは、この人のことではありませんか」。

12. ダビデは、これらの言葉を心におき、ガテの王アキシを、ひじょうに恐れたので、

13. 人々の前で、わざと挙動を変え、捕えられて気違いのふりをし、門のとびらを打ちたたき、よだれを流して、ひげに伝わらせた。

14. アキシは家来たちに言った、「あなたがたの見るように、この人は気違いだ。どうして彼をわたしの所へ連れてきたのか。

15. わたしに気違いが必要なのか。この者を連れてきて、わたしの前で狂わせようというのか。この者をわたしの家へ入れようとするのか」。

サムエル記上 21