サムエル記上 17:10-19 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

10. またこのペリシテびとは言った、「わたしは、きょうイスラエルの戦列にいどむ。ひとりを出して、わたしと戦わせよ」。

11. サウルとイスラエルのすべての人は、ペリシテびとのこの言葉を聞いて驚き、ひじょうに恐れた。

12. さて、ダビデはユダのベツレヘムにいたエフラタびとエッサイという名の人の子で、この人に八人の子があったが、サウルの世には年が進んで、すでに年老いていた。

13. エッサイの子らのうち、上の三人はサウルに従って戦争に出た。その戦いに出た三人の子の名は、長子をエリアブといい、次をアビナダブといい、第三をシャンマと言った。

14. ダビデは末の子であって、兄三人はサウルにしたがった。

15. ダビデはサウルの所から行ったりきたりして、ベツレヘムで父の羊を飼っていた。

16. あのペリシテびとは四十日の間、朝夕出てきて、彼らの前に立った。

17. 時に、エッサイはその子ダビデに言った、「兄たちのため、このいり麦一エパと、この十個のパンをとって、急いで陣営にいる兄の所へ持っていきなさい。

18. またこの十の乾酪を取って、千人の長にもって行き、兄たちの安否を見とどけて、そのしるしをもらってきなさい」。

19. さてサウルと彼らおよびイスラエルのすべての人は、エラの谷でペリシテびとと戦っていた。

サムエル記上 17