15. 御子は、見えない神のかたちであって、すべての造られたものに先だって生れたかたである。
16. 万物は、天にあるものも地にあるものも、見えるものも見えないものも、位も主権も、支配も権威も、みな御子にあって造られたからである。これらいっさいのものは、御子によって造られ、御子のために造られたのである。
17. 彼は万物よりも先にあり、万物は彼にあって成り立っている。
18. そして自らは、そのからだなる教会のかしらである。彼は初めの者であり、死人の中から最初に生れたかたである。それは、ご自身がすべてのことにおいて第一の者となるためである。
19. 神は、御旨によって、御子のうちにすべての満ちみちた徳を宿らせ、
20. そして、その十字架の血によって平和をつくり、万物、すなわち、地にあるもの、天にあるものを、ことごとく、彼によってご自分と和解させて下さったのである。