エゼキエル書 1:6-18 日本語話し言葉 1955 (JA1955)

6. おのおの四つの顔をもち、またそのおのおのに四つの翼があった。

7. その足はまっすぐで、足のうらは子牛の足のうらのようであり、みがいた青銅のように光っていた。

8. その四方に、そのおのおのの翼の下に人の手があった。この四つの者はみな顔と翼をもち、

9. 翼は互に連なり、行く時は回らずに、おのおの顔の向かうところにまっすぐに進んだ。

10. 顔の形は、おのおのその前方に人の顔をもっていた。四つの者は右の方に、ししの顔をもち、四つの者は左の方に牛の顔をもち、また四つの者は後ろの方に、わしの顔をもっていた。

11. 彼らの顔はこのようであった。その翼は高く伸ばされ、その二つは互に連なり、他の二つをもってからだをおおっていた。

12. 彼らはおのおのその顔の向かうところへまっすぐに行き、霊の行くところへ彼らも行き、その行く時は回らない。

13. この生きもののうちには燃える炭の火のようなものがあり、たいまつのように、生きものの中を行き来している。火は輝いて、その火から、いなずまが出ていた。

14. 生きものは、いなずまのひらめきのように速く行き来していた。

15. わたしが生きものを見ていると、生きもののかたわら、地の上に輪があった。四つの生きものおのおのに、一つずつの輪である。

16. もろもろの輪の形と作りは、光る貴かんらん石のようである。四つのものは同じ形で、その作りは、あたかも、輪の中に輪があるようである。

17. その行く時、彼らは四方のいずれかに行き、行く時は回らない。

18. 四つの輪には輪縁と輻とがあり、その輪縁の周囲は目をもって満たされていた。

エゼキエル書 1